かつての銀座尾張町ビルが建て替えられ数年経ちました。
1FはStar Jewelry
ウィンドーも素敵です。
かつての銀座尾張町ビルの2Fに私の職場がありました。海外旅行関連の会社で超忙しくハードな会社でした。
今でも時々この会社で働いている夢を見ます。「明日出発の欧州団体旅行の航空会社からのOKが出ない!」
とか、欧州内の飛行機が取れない、ホテルが取れない!そんな夢ばかり見て、うなされる事もあります。
昼食も満足に取れない事もあるので、朝少し早く出て、隣の銀座メルサ1Fにあった「森永LOVE」で珈琲を飲み
ハンバーガーを食べるのが楽しみでもありました。
毎日、心臓がばくばくし、胃が痛くなるような日々でしたが、ここで鍛えられたおかげでそれ以降は人生で何が
起きようともビクともしなくなり、今は感謝しています。
そんな日々を過ごした尾張町ビルは昭和8年(1933年)に造られたビルで戦災からも免れました。
銀座の表通りから一本入った、みゆき通りと交詢社通りが交わる角にありました。
1Fにはオーダー紳士服の名門 「英国屋」さんが入っていた事を懐かしく思い出します。
内部もかなりレトロでした。階段や壁など古いビルらしい趣きがありました。
そんな尾張町ビルも新日鉄都市開発によって建て替えられ「銀座尾張町タワービル」となり、1FのStar Jewelryの店舗が文字通り美しくキラメイています。
ふとビルの隣を見ると見覚えのある古いビルがまだ残って建っていたのには驚くと同時にほっとしました。
とんかつの「とん銀」さんもまだ営業しているようです。でも、いずれこのビルも壊されてしまうのでしょう・・・。
古き良き時代の象徴だった並びの「交詢社」ビルも建て替えられ、銀座も大きく変りました。