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Channel: ☆夢織人の街TOKYO散歩&思い出の場所Ⅱ
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☆NHK朝ドラ「花子とアン」最終回

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9月27日(土)、人気NHK朝ドラ「花子とアン」の最終回が無事終了しました。

イメージ 1
NHKのHPから

 
私はモンゴメリー作の「赤毛のアン」シリーズが子供の頃から大好きで、また「赤毛のアン」シリーズの他、
「パレアナの青春」、「果樹園のエミリー」などモンゴメリーの作品が好きで、これらを翻訳された村岡花子さんも大好きな翻訳家・児童文学者でした。ドラマに登場する大親友の白蓮さんもずっと憧れの人でした。

「花子とアン」は村岡花子さんのお孫さん、村岡恵里さん(養女の村岡みどりさん・花子の妹である梅の長女の娘さん)が本にした『アンのゆりかご・村岡花子の生涯』がベースになっているフィクションドラマです。
大好きな村岡花子さんの半生を描いていますが、残念ながら仕事の都合で毎回は観れませんでした。
9月27日(土)放送は最後なので、しっかり観ました。最終回の題は「曲がり角の先に」でした。
内容は「赤毛のアン」の出版記念式典があり、そんな中、「アンの青春」の翻訳依頼があり、気もそぞろで、
式典挨拶の後、一目散に自宅に戻り早速、翻訳を始めるというストーリーになっていました。
 
書き下ろし脚本は中園ミホさん、主演の花子に吉高由里子さん、親友の白蓮に仲間由紀恵さん、ナレーションは
三輪明宏さんでした。ドラマの初回は1945年(昭和20年)、東京大空襲の時、命より大事な「赤毛のアン」の
原書を懐に抱え、戦火の中を逃げ惑うシーンから始まりました。
 
このドラマが回を重ねるうちに、赤毛のアンのファン、村岡花子さんのファンから批判もでてきました。
確かにドラマは必ずしも村岡花子さんの人生を忠実に描いてはいませんでした。
例えば、花子さんが5歳の時、甲府での生活が困難になり一家で東京に引っ越して来たことは無視され、
女学校卒業後、英語教師として系列校の山梨英和女学校に赴任しますが、ドラマでは尋常小学校の教師として赴任するストーリーになっています。山梨英和女学校での数年が充実した若い頃の素晴らしい思い出になったとする村岡花子さんの話を知っている私にとって、何故史実と違うのだろう・・と疑問に思いました。
夫との結婚は前妻が亡くなってからの話になっていますが、実際は病気の妻と長男がいるにも関わらず離婚し
花子さんと結婚しているのです。不倫で花子さんの略奪愛でした。
 
いちいち並べたてても仕方ないことです。これは、あくまでフィクションドラマなのです。そんなことより、
NHKが村岡花子さんの半生を取り上げてくれたことで、「赤毛のアン」や村岡花子さんが全国的に有名に
なったことに感謝しなければならないのでは・・・と思います。
 
浴を言えば、「赤毛のアン」の内容を全く知らない人達に「赤毛のアン」をもっと前面的に押し出して欲しかった
と思います。ドラマの中では随所に赤毛のアンを彷彿する場面が散りばめられていましたが、知らない人に
とってはよく判らないと思います。
 
こうしてドラマ「花子とアン」は惜しまれつつ最終回を迎えました。これをきっかけに「赤毛のアン」シリーズが
もっと多くの人達に、特に子供さん達に読んで欲しいと願っています。
 
このドラマに携わったスタッフの皆さん、俳優さん達、お疲れ様でした。そして有り難うございました♪



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