今年は例年とは違い、西調布の神社が初詣となりました。
近藤勇と縁のある神社です。
江戸時代後期に建てられた本殿は調布市の重要文化財です。
境内の木々
調布市保護指定樹木
「上石原若宮若宮八幡神社」の創建は古く、江戸時代には「上石原村(西調布)」の鎮守様として信仰されていました。
この「武州多摩郡上石原村」に生まれたのが近藤勇です。近藤勇の実家はこの神社からはかなり離れた場所
にありましたが、それでも近藤の生家(宮川家)の鎮守様だったそうです。
当時の上石原村はかなり広範囲に至っていたと思われます。
慶應4年に甲武に向かう途中、上石原村に到着した近藤勇はこの神社の方向に向かって拝礼したと言い伝えられています。この神社から10分くらいのお寺には近藤勇の座像が建てられています。
近藤勇は「上石原村」にとっても西調布にとっても今でも英雄なのだと痛感させられます。
今日、1月4日にこの神社に初詣として訪れ、誰も居ない閑静な境内で近藤勇に想いを馳せ、そして江戸時代
後期建築の本殿で今年一年の平和と家族の健康を祈ってきました。
青空の下、冬の日差しは結構温かく、高くそびえた木々の間を小鳥達が飛び回りさえずっていました。