先日、暑い中、九段周辺に行ってきました。
九段の常夜 灯台(以前は靖国神社側にあったそうです。)何回観ても飽きない建造物です。
千鳥が淵の静かな夏
今年開館50周年を迎える武道館
武道館の裏手にいる狛さま
閉館、取り壊しの決まった「九段開館」も工事はまだ始まっていませんでした。
私が九段周辺に行った時、靖国神社ではお祭りが行われ、沢山の出店がでて大勢に人達で賑わって
いましたが、私はいつも通り、どうしても靖国神社内に入る気にはなれません。心情的に無理なのです。
19歳で戦死した学徒動員の叔父(母の弟)の魂も祭られているのかも知れませんが、足が動きません。
靖国神社の真向かいの武道館寄りにある「九段常夜灯台」は昔から大好きな建物なので、何回行っても見飽きることなく、いつもしばらく眺めてしまいます。東京湾の灯台としての役目を果たしていた日々が今では信じられませんが、昔はここから東京湾の船舶が見えたそうです。
余りの暑さに参りそうになりますが、ひっそりとした千鳥が淵や牛が淵の水面を見ると心と体がが癒されてくるように思えました。夏真っ盛りの緑の木々から流れてくるような爽やかな風の中、しばし涼んでいました。
その後、武道館のまん前にあるカフェでアイスコーヒーを飲みながら武道館をしばらく眺めていました。
夢殿を模し、1964年の東京オリンピックの柔道会場として作られてから今年で50周年になります。
ビートルズが来日公演を行ってからも、はや48年経ってしまいました。
その後、この武道館では数々の歴史が作られてきました。
国立競技場は建替えられてしまいますが、武道館はまだまだ大丈夫なのではないでしょうか。
6年後の東京オリンピックでも再び会場になると思います。
帰りがけ、取り壊しの決まった「九段開館」に会ってきましたが、まだ工事の気配も無くひっそりとして
いました。建物の前にしばらく佇み、亡き両親の思い出の地として心を馳せていました。
心の中に建物を刻みつけ、そして静かに別れを告げました。