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Channel: ☆夢織人の街TOKYO散歩&思い出の場所Ⅱ
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★2月1日は日本にとって悲しい日になりました・・・。

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2月1日の朝、午前5時半ごろラジオで後藤健二さんの悲報を知りました。

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哀悼の花


私は今まで、政治的なことは極力,このブログに載せることは避けてきました。
右でも左でもない、ごく一般的な人間です。しかし今度のISIL(イスラム国)による人質事件にはかなり
心を痛めてきました。事件が公にされてからの10日間、特にこの4~5日は眠れませんでした。
夜中もラジオを付けぱなしにし、重大ニュースがいつ入ってきてもいいようにしていました。
序々にメンタルが不安定になり、メンタル不調に陥り自分のブログを更新する気にもなれませんでした。

そして2月1日の午前5時ごろ、後藤健二さんが殺されたことを知り愕然としました。
それまでは、湯川さんも後藤さんも、あえて危険な場所に行った「自己責任」だと思ってきましたが、いざ殺されてみると、たとうえようのない悲しみと怒りがこみあげてくるのを感じました。
湯川さんは残念ながら先に亡くなっていましたが、後藤さんは何とか助かるのではと思っていた矢先でした。
それだけにショックは大きく、殺害の報を聞き涙がこぼれました。
そして見るつもりは無かったのに、ある方のブログで殺害後の後藤さんの様子の写真を偶然見てしまい
ものすごいショックを受けました。とても正視できるような写真ではありませんでした。

今回の3つの疑問は、何のために湯川さんはシリアに行ったのか?後藤さんは、一人で湯川さんを救出できる
と思って行ったたのか?そして安倍首相は邦人2人がISILに拘束されていると知りながら、何故、中東訪問を
行い、ISILの神経を逆なでするような演説を行ったのか?ということです。

政府は邦人奪回に力の限り尽くしたのかという疑問を投げかける方もいますが、あの極悪非道なISILと
交渉できることは不可能に近いと思います。結局、ヨルダン、トルコまで巻き込むことになり慙愧に堪えません。
非常に難しい立場だったにもかかわらず、ヨルダン政府もよくやってくれたと感謝しています。
ヨルダンのパイロットの方が生還されることを祈ってやみません。

さかのぼれば、米国がイラクを攻撃し、フセインを殺したことから全てが始まったようにも思います。
その後、イスラム過激派集団が次々と出てきたように思います。
米国での9.11事件にしても、憎しみが憎しみを呼ぶという負の連鎖になってしまっています。

中東諸国の難民や子供達の実情を危険を承知しながら伝えてきた後藤さんの功績も大きいと思いますが、
あまり英雄視するのも問題があると思います。何故なら、自分も後藤さんの遺志を継ごうと危険な地域に
潜入する人が今後も出てくるかも知れないからです。

今までも多くの外国人を殺害してきた、英国南部なまりの元ラッパーのように、諸外国からISILに参加する人たちが多くいることも問題です。そういった若者達を阻止しなければなりません。

有志軍は今後もISIL占領地区を空爆するでしょうが、地上戦でなくては無理だとの声もあります。
空爆にしても地上戦にしても、民間人である一般市民の方の犠牲が出ることを思うと複雑です。

後藤さん殺害の折のISILのメッセージでは「今後も日本人に危害を及ぼす。日本の悪夢の始まりだ。」と
述べているように、日本の国内外でのテロに私達は気を付けなければならなくなりました。
その発端となってしまった湯川さんと後藤さんの行動をせめる気持は今はありません。
ただ、「自己責任」は自分だけの問題ではなく、多くの人と、よその国を巻き込むことになることを忘れてはならないと思います。自分ひとりの命の問題だけではなくなります。

月並みですが、湯川さん、後藤さんのご冥福をお祈りします。 合掌。

貴方達2人の死を決して無駄にしてはいけないと思います。
テロとどう闘って行くのか、ぶれない姿勢が必要にあるでしょう。







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