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Channel: ☆夢織人の街TOKYO散歩&思い出の場所Ⅱ
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☆今もきらめく、クリスマスの思い出

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幼い頃から現在までのクリスマスの思い出はすべてキラキラ輝いているように思います。

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クリスチャンではありませんが、幼い頃からお祝いしてきたクリスマス、今思い起こすとすべての思い出が私の
心の中で輝き続けています。

西荻窪駅前の靴の修理屋さんの2階から顔をのぞかせるサンタクロースを本当のサンタさんと思っていました。
やはり駅前の和菓子屋さんの「中むら」は外にクリスマスのお菓子を沢山置いていました。
その中から一つ買ってもらうのが楽しみでした。

この前の記事にも書きましたが、洋菓子店「こけし屋」さんとベーカリー「栄喜堂」さんが競争のようにして毎年
作る、ウェディングケーキくらい大きなクリスマスケーキに心ときめかせていた日々を懐かしく思い出します。
家で食べるデコレーションケーキはクリスマスイブには「こけし屋」さんか「栄喜堂」さんで、白いバタークリームのケーキ買い、翌日のクリスマスには、父が仕事帰りに上野松坂屋でチョコレートののクリスマスケーキを必ず買ってきてくれたのも懐かしい思い出です。

クリスマスプレゼントは父と新宿の伊勢丹に行き、お人形やおもちゃを買ってもらうのですが、クリスマスの包装紙に包まれリボンで飾られた箱を持って、父と手をつないで帰る時の嬉しさは今でも忘れることができません。

五反田の叔母の家のダイニングにあった本当の”もみの木”のクリスマスツリーの美しかったことも忘れられ
ません。家にはクリスマスツリーが無かったので、とても羨ましかったものです。

その五反田の叔母には米国の方の友人がいたので、その方からもらったアメリカ製のクリスマスブーツを
私にもくれました。その当時にはまだ日本には無かったような色々のお菓子とミニ絵本(英語版)などが
入っていました。サンタの人形、赤と白のステッキ飴なども入っていて私の大切な宝物になりました。
それらが、その後に私がアメリカに憧れ、英語を勉強したいという要因になったように思います。

小学校の時には通っていた「絵の教室」の先生のアトリエで毎年、クリスマスパーティが催され、生徒達一人々に
ろうそくが1本載ったミニデコレーションケーキを下さって皆で火を灯し、消す光景が夢のようでした。

友人達と友人のお祖父さまに連れられて行った、日比谷公会堂での「クリスマス子供コンサートとバレエ」、
「くるみ割り人形」のバレエが谷桃子さんが確か踊られて素晴らしかったことを思い出します。

大人になってからは、帝国ホテルで行われた、会社のクリスマスダンスパーティも忘れられません。
ロングドレスを着て、美味しいお料理を食べ、ワインを飲み、1番中ずっと踊っていました・・・・。
今思うと、まるで夢の中の出来事のようです。(お洒落で粋な会社でした。)

結婚して子供が生まれてからは、クリスマスイブの夜、子供が寝静まった頃を見計らい、サンタさんの代わりに
子供たちの枕元にそっとプレゼントを置いたものでした。子供達の喜ぶ姿を見るのが生きがいでした。
翌日、夜空に向かって子供達が「サンタさん、ありがとう!」と叫んでいたのがついこの前の出来事のように
思われます。子供達はサンタさんがトナカイの引く、そりに乗って、夜空を飛んできてくれたのだと信じていた
のでしょう。

昭和記念公園のシャンパングラスを重ねて作られるクリスマスツリーを見に行ったのが、三男との最後の
デート?になってしまいました。昭和記念公園の夜空に花ひらく”冬の花火”の美しさと共に忘れられない
思い出となりました。

今年のクリスマスイブ、家族は全員仕事で遅く、私は一人で外に出て、近所の家の綺麗なイルミネーションを
静かに眺めていました。冬の夜空に美しく輝く、月と星達・・・そんな時、クリスマスの今までの思い出が走馬灯の
ように浮かんでは消えて行きました。それらの思い出は今でも大切な宝石のように心の中で輝き続けていることを知った時、寂しさは消え、幸福感と感謝に満たされました。


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