前回までは、西荻窪の無くなってしまったお店をご報告していましたが、昔から今も変わらぬお店をご紹介
したいと思います。今回は古書店の「盛林堂書店」さんです。
こちらの「盛林堂書房」さんは、小学生の時の仲良しだった友人の実家です。
小学生の頃、このお店の2階でよく遊ばせて頂きました。また、お母様にもお世話になりました。
中学生の頃は、文庫本や、映画好きだった私は「映画の友」や「スクリーン」などの中古映画雑誌をよく買わせて
頂きました。こちらで購入した本は今でも大切に持っています。
JR中央線沿線は古書店が多い地区なのですが、得に・・とおもて西荻は今でも古書店の多い街です。
しかし、私が子供の頃からあった古書店の数軒は閉店してしまい残念でなりません。
こちらの盛林堂書房さんは創業以来もう何十年になりますが、今でもお店の佇まいが全く廻っていないのが
とても嬉しく思います。ここにくるとほっとします。
作家や知識人の方々に愛されたお店で、以前は故・松本清張さんや、故・井伏鱒二さんなども頻繁に通われて
いたそうです。”お茶の水博士”のお気に入りのお店でもあります。
店主でいらしたご主人は数年前に亡くなられ、今は私の友人n弟さんがお店を次いでいらっしゃいます。
お母様はまだお元気だそうなので、一度お世話になったお礼に行かなくては思っています。
盛林堂書房さんが、いつまでも健在であることを祈っています。