尾崎豊さんの一人息子の尾崎裕哉(おざき ひろや)さんのライブが2/21に新宿ルイードで行われたことを
後になって知り、行きたかった・・・と思いました。
故・尾崎豊さんの一人息子の尾崎裕哉さんは1989年7月24日生まれの26歳、尾崎豊が亡くなった同じ
年齢となりました。彼は2歳で父親と死別、5歳で母親と米国に渡り、その後アメリカン・スクール・ジャパンを
経て慶應大学環境情報学部を卒業、FMラジオのDJやバンド仲間と音楽活動をしていました。
数年前、新宿駅を出たとたん、尾崎のあの名曲「I LOVE YOU」が流れてきたので、はっとして横のビルの
大画面を見ると、尾崎豊では無い人物が歌っていましたが、尾崎に顔が似ていて、歌声はそっくりでした。
ああ息子さんなんだと納得しましたが、まるで尾崎豊が蘇ってきたような気がしたものです。
尾崎裕哉さんが尾崎の「15の夜」を初めて歌ったのは、お母さんと一緒に行ったカラオケだったそうです。
12歳の頃から父親の曲を録音して繰り返し聞きまくり、写真を見るのも好きで、ファッションなども真似したそうです。尾崎豊は100年に一度の天才だと思いますが、そのDNAは裕哉さんの中に見事に受け継がれました。
お父さんのほうがハンサムのような気もしますが、歌声はお父さんより若干、甘い声のように思えます。
父親が残した71曲は彼にとって父親からのメッセージに思われるそうで、形見のネックレスとブレスレットは
ここぞという時に身につけるそうです。父親がそばに居てくれるような安心感があると彼は語っています。
尾崎豊も生きていればもう50歳、若い人の中には彼の存在も歌も知らない人達が増えてきているのではと
思います。20数年前、若物の反抗心や社会の不条理を代弁し、そして愛を歌に込めた尾崎豊の歌が
息子さんによって歌い継がれるることは素晴らしいことだと思います。
私はいわゆる”尾崎信者”ではありませんが、心に残る歌は数多くあります。
アルバム「17歳の地図」を超えられなかったことが後の悲劇を生んだような気がします。
10代であの信念、自分の確固たる思いを歌にしたことは今でも驚きです。
今のゲス川谷やセカオワの曲が余りにも軽く聴こえてきます。
今度ライブがあったらぜひ聴きに行きたいと思っています。