昨日、午前9時をもって東京タワーの電波塔としての役目が終わりました・・・。
電波塔の役目は東京スカイツリーに完全に移行されたのです。何だかとても寂しい思いがしました。
東京・芝の「東京タワー」
1959年から半世紀以上にわたって、首都圏にテレビ放送の電波を送り続けていた東京タワーの
電波塔としての役割は、2013年5月31日午前9時をもって終了しました。
その役目は先日、1周年を迎えたばかりの「東京スカイツリー」に引き継がれました。
首都圏のNHKと民放の在京テレビ局6局が地上デジタル放送の電波をスカイツリーに切り替えました。
9時を迎える頃、私は東京タワー方面に向かって、「長い間、お疲れ様でした。ありがとうございました。」と
心の中でつぶやきました。余りにも寂しく、また悲しくなりました。何事にも終わりの日はくるものですが、
東京を支え続けてきた東京タワーの電波塔としての終焉は、やはり時代の流れを感じずにはいられません。
映画「ALWAYS3丁目の夕日」の場面のように、だんだん高くなって行く東京タワーの建設現場を見ながら、
小学校に通ったという知人の話を思い出します。私自身は完成後に小学校の都内見学でタワーの下まで
行って、見上げたことを懐かしく思い出します。一度も上に登ったことが無い私ですが、この数十年、
街から見える東京タワーの姿にいつもパワーを貰っていました。大好きな東京タワーです。
高層ビルの間から少し見えるだけでも、心がときめきます。
夜のライトアップも様々に変わり、美しい幻想の世界に導いてくれました。
東京タワーの魅力にはまったアーティスト達は、東京タワーの歌を皆さん、沢山作られていますし、
何冊かの小説にもなりました。皆さん、やはり、かなりの思い入れが東京タワーにあると思います。
東京で生まれ育った私も東京タワーには、かなりの深い思い入れがあります。
2011年の東日本大震災の際はてっぺんのアンテナ部分が曲がってしまい心配しました。
震災後の電力削減でライトアップがしばらくの間、なされませんでしたが、被災地を励ますために
「がんばろう日本」の文字が浮き出たライトアップを忘れることが出来ません。
今後も東京の観光名所として、建ち続けて行くと思われます。東京タワーさん、本当にご苦労様でした。
これからも、ずっとあなたを好きでいます。 愛しています♪
☆東京タワー(正式名称;日本電波塔)・・・東京都港区芝公園4-2
高さ: 332.6m
1957年6月29日着工
1958年10月10日、竣工、12月22日に完工式
1959年、初めて電波が流される
設計: 内藤多仲、日建設計
施工: 竹中工務店
鉄骨建設: 宮地建設
(上部の組み立てには、鳶職人60人が携わった。)
塔体加工: 三菱重工業