銀座6丁目に新橋演舞場があります。
中央区銀座にある「新橋演舞場」の開場は、大正14年(1925年)になります。
20か月をかけて建設中に関東田震災に襲われ、工事は一時中断、その後何とか建設を続け竣工。
こけらおとしは「第1回東をどり」だったそうです。
その後、1945年(昭和20年)には東京大空襲に見舞われます。
1948年(昭和23年)に何とか復興し、再開。
1979年(昭和64年)改築のため一時閉鎖
1982年(昭和57年)日産自動車本社新館と一体化し、新橋演舞場は区分されました。
演舞場自体は3階建てで客席数1428席になりました。
2009年(平成21年)日産自動車が横浜へ移転。森トラストが買い取り、銀座MRTビルろ改称されました。
2010年(平成23年)、歌舞伎座の改築で「大歌舞伎」を行っていました。
現在は松竹の劇場として使用、歌舞伎、新派、松竹新喜劇、新国劇、前進座公演、歌手のコンサートなどに
使用されちます。
以前、何回か歌舞伎や新派の劇などを観覧したことがありますが、私には昔の建物がとても懐かしいです。
私が子供の頃は横を川が流れていたと思います。
その当時、どうして銀座にあるのに「新橋演舞場」というのか不思議に思っていましたが、この演舞場は
元々、新橋芸者の技芸向上を披露する場所として建設されたのです。
現在でも春と秋に新橋芸者による「東をどり」(をどりと表記されています。)は開催され伝統は受け継がれて
います。新橋芸者、新橋芸妓は江戸の粋と芸を今に伝える素晴らしい女性達だと思います。
どうぞ今後も絶えることなく伝統文化を受け継いで行って欲しいと思います。
谷崎潤一郎の小説 「細目雪」の中で、出来上がったばかりの新橋演舞場を川越しに眺める場面を思い出して
いました。
☆新橋演舞場・・・・東京都中央区銀座6-18-2
東銀座駅から徒歩3分