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Channel: ☆夢織人の街TOKYO散歩&思い出の場所Ⅱ
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☆JR国立駅の赤い屋根の旧三角駅舎復元へ!

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JR中央線、国立駅のの三角屋根の旧駅舎が復活するようです。

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                        大学通り(真正面に見えるのが旧駅舎)
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                        国立の街のシンボル的存在でした。

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              旧国立駅(2006年10月に撮影)、旧駅舎が閉鎖された翌日の写真です。

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                           工事用フェンスが悲しい

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                            旧・国立駅北口(20010年撮影)

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         りそな銀行に飾ってあった開業当時の写真(左におおきな鳥かごが見える。)

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                           建て直す直前の駅前全景

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                    国立駅構内で上映されていたビデオから。

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                            国立駅旧ホーム

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                        高架では無い頃の国立駅線路

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J              R中央線が地上を走っていた頃の立川ー国立の間の踏切り

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 当時走っていたJR中央線のオレンジ色の旧車両(快速東京行き)2010年撮影(2110年11月ラストラン)

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                      国立駅ホームで撮った旧車両(2010年撮影)

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                             新しいホームにて。

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                                  新しい改札


先日、ラジオのニュースでJR国立駅(くにたちえき)の赤い三角屋根の旧駅舎が復元される事が正式の決まった
との報を受け、とても嬉しく思いました。このニュースは昨年1月に暫定的に決まったと報じられていたので、その後どうなったのか心配していました。昨年11月の国立市議会で決定されたのだと思います。

思い返せば復元決定までに足かけ10年以上かかったことになります。
旧国立駅の開業は1926年(大正15年)4月1日のことでした。当時、国立は学園都市を作るために箱根土地
(現・プリンスホテル)の堤光康次郎氏がこの地区の開発を計画し、駅前から3方面に伸びる道路が建設され
一橋大学(旧東京商科大学)などを誘致し、また住宅用の分譲地が販売されました。現在の国立は高級住宅街として名高くなっています。国立音大、桐朋中学校・高校、私立国立小学校などの学園都市になっています。

国立(くにたち)という駅名は中央線の国分寺駅と立川駅の中間に出来たことに由来しています。
この赤い三角屋根の駅舎は長い間、市民に愛されてきました。しかし2000年代に三鷹ー立川間の高架化が
計画され、老朽化と工事の妨げになるため、2006年(平成18年)10月閉鎖されてしまい仮の駅が出来ました。国立市はJR東日本とこの歴史ある駅舎を残すよう要請しまhしたが、JR東日本はそれを拒否しました。
国立市は何とか残したい、市民達も保存運動を始めましたが、それでも交渉は決裂し仕方なく国立市は自腹で
建物の解体・保存をすることにしました。解体された建物がどこに保存されたのかは知らされませんでした。
私は国立市の市民ではありませんが、15年間この地にあった職場に通うために毎日利用していた愛着の
ある駅です。何としてでも復活してもらいたいと強く望んでいました。

今、後悔しているのは旧駅舎の写真をもっと撮っておけばよかったということです。外側だけではなく、内部も
撮っておきたかったと悔やまれます。開業した時そのままで内部は非常にレトロで天井もかなり低い駅でした。
そのレトロさを私はこよなく愛していました。

そして昨年の1月、JR東日本との間に市が駅南側の土地を買い取るという案が浮上し、昨年11月に議会で
承認されたと聞き嬉しくて飛び上がりました。。510mの土地購入と建物復元にかかるお金は6億6千万円以上だそうです。国立市はその費用を「ふるさと納税制度の寄付金」とその他の寄付金で何とか賄うようです。
復元の施工会社は竹中工務店で2020年の完成を目指すそうです。
JR東日本は冷たかったけれど、国立市の奔走により、東京都内で2番目に古い木造の駅舎(2006年に文化財に指定)、多くの人達に愛された駅舎はこうやって守られ復活することとなりました。
国立市及び保存の会関係者の皆様のご尽力により貴重な建物が残されることになり安堵しています。

何でもすぐ壊してしまう日本ですが、原宿駅の建て替え工事で、あの1924年に出来た都内で一番古いあの
洋館形式の駅舎がどうなってしまうのか不安でなりません。
JR東日本に問い合わせたある新聞社によると、まだ壊すか残すのか結論が出ていないそうですが、国立駅の
例を見れば判るようにJR東日本はきっと拒否するのではと思います。何とか保存、復元するために渋谷区や
有志の方々に立ち上がって頂きたいと思っています。寄付ということになれば皆さん協力すると思います。
過去に壊してしまった貴重な歴史ある駅や建物はもう2度と戻ってきません。
JR原宿駅がJR国立駅のように保存・復元されることを切に祈っています。原宿駅舎もどうぞ救ってください。


☆JR中央線 国立駅 旧駅舎

   1926年(大正15年)竣工、駅としての開業は同年の4月1日
   設計者: 帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの弟子である河野傳
   施工:   清水建設
   木造建築
   2面3線

   
   1929年(昭和4年) 3月電化開始、電車(省線)運転始まる
   1949年(昭和24年) 日本国有鉄道(国鉄)の所属となる
   2006年(平成18年) 10月に旧駅舎が閉鎖され仮駅舎(北口)が出来る
   2009年(平成21年) 下りホーム(高尾方面)が高架になる。
   2010年(平成22年) 上がりホーム(東京方面)が高架になる。
   2013年(平成25年) 改札口が一か所となる。
   2016年(平成28年) 西口が新たに開設される。


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