今朝というか真夜中の13時半ごろからBBCのアメリカ大統領の就任式の様子を見ていました。
娘さんのイヴァンカ夫妻や10歳のバロン君も列席
私はトランプが大統領になることには絶対反対だったので、この就任式を非常に苦々しい思いで観ていました。
ドナルド・トランプはどうみても、その辺の土建屋の社長にしか見えない。どなたかが、トランプは猿山のボスで、他の猿をたえず威嚇しながら自分の地位を守っていくとの比喩になるほどど思いました。
私は就任式を観ながら映画「猿の惑星」の冒頭シーンを思い出していました。
核戦争で破壊され廃墟になったニューヨーク、「自由の女神」が無残にも倒れて壊れていました。
あのシーンには背筋が凍りましたが、もしかしたら現実になる日も遠くはないようにも思います。
何故なら、アメリカ国民はトランプに「核のボタン」を遂に持たせてしまったのですから・・・。
式典の会場の外では前夜から多くの人々によって反対デモが行われ、警察官ともみ合いになり250名以上
逮捕されました。このデモには俳優のロバート・デ二―ロも参加していました。先週はマドンナがトランプ批判を
し、ロバートレッドフォードも批判のコメントを出すなど、知識人や有名人などもかなりの人達がトランプに反対しています。この就任式も60名の議員が出席拒否をしました。
前の晩の「記念コンサート」には有名歌手やバンドに出演要請してもことごとく断られ、大物ミュージシャンの
出演が無い寂しいコンサートとなりました。本来はこの記念コンサートで歌うことや演奏することはとても名誉な
ことなのですが、トランプがいかに不人気かが判ります。誰も関わりあいたくないのでしょう。
就任演説の中で何度も叫ばれた「アメリカ ファースト!、アメリカ ファースト!」という言葉が頭から離れません。
アメリカの工場でアメリカ製品を作り、アメリカ製品しか買わないことという”保護主義政策”が果たして低所得層を救えるのか?富の配分がまんべんなく行き渡るのか?強いアメリカを取り戻せるのか?トランプの述べる
数々の言葉は全て空しく聴こえてきました。そんなにアメリカファースト主義なら鎖国でもすればよいのでは
と思ってしまいます。アメリカを2つに分断しかねない今の状況は厳しいと思います。
そして世界を破滅への道へと導かないことを祈ります。日本も覚悟を決める時期に来たのかも知れません。
そしてこの就任式に着るメラニア夫人の服は誰のデザイナーのものになるのだろうかという事も大きな関心を
集めました。有名デザイナーにはことごとく断わられたと聞いていました。もしかしたら、トランプ氏の最初の妻の
娘のイヴァンカさんのブランドではないかとも言われていました。
就任式に姿を現したメラニアさんは水色の喉元まで覆うケープを羽織ったタイトなワンピース姿、同色の手袋、
そして同色のパンプスでした。誰のデザインかと思ったところ”ラルフローレン”だったのです。
”ラルフローレン”は好きだっただけにがっかりしました。ラルフローレン不買運動でも起きるのではないでしょうか。よく承諾したものだと思います。結局、ラルフローレンも”長い物には巻かれろ”だったのでしょうか・・・。
旧ユーゴスラビア(現スロベニア)出身のメラニアさんは元モデルの46歳、義娘のイヴァンカさん(35歳)とは
11歳しか違わないので並んで立っていると姉妹のようです。2人とも身長180cmで胸が豊か、スタイルは
抜群です。イヴァンカさんはとても綺麗な人ですが、メラニアさんは眼が細くて、きついような感じがします。
1990年代に渡米、2005年、34歳の時にトランプ氏と結婚し2006年にアメリカ国籍を取得し、同じ年に長男のバロン君を産んでいます。外国出身者のファーストレディはイギリス出身のルイーザ・アダムス以来、2人目で
190年振りの事だそうです。結婚前は男性向け雑誌でビキニを披露したり、高級エスコートガールもしていたと言われ、整形疑惑や過去のヌード写真流失事件、トランプ応援演説ではオバマ大統領夫人の演説のパクリ疑惑まで出たり過去には居なかったような異色のファーストレディです。バロン君の学校のため普段はNYに住み週末だけワシントンにくるようで、実質的なファーストレディの役割はイヴァンカさんが担うのではとも言われていま
す。
メラニァさんの今後のファッションは以前のような露出的ファッションではなく、ケネディ元大統領夫人のジャクリーン・ケネディさんのファッションを見習うとのことですが、果たしてどうなることでしょうか。
今後のお手並み拝見です。そしてトランプご夫妻は「グッチ」が大好きだそうですが、今後はどうぞ他国の
ブランド品は止めてメイド・イン・USAの物だけお買い下さい。
1月17日に離日した元駐日大使キャロライン・ケネディのお母様、通称ジャッキーはとても知性的な美を
お持ちの方でした。そのファッションは多くの女性に影響を与えたそうです。
キャロラインさんも今年60歳とは思えない美しい方でした。
キャロラインさん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。またぜひ日本に来て下さい。
そしていつか女性初のアメリカ大統領になって頂きたいです♪