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Channel: ☆夢織人の街TOKYO散歩&思い出の場所Ⅱ
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☆昭和の森~MOVIX昭島(シネコン)

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松竹系のシネコン、「MOVIX昭島」です。

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                                 MOVIX昭島

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                               横側

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                              ポスター

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                                  入り口

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                       アカデ三―賞を逃したラ・ラ・ランドですね。

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                              「クリミナル」の特大ポスター

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                   色々な映画が次から次へとよくあるものですね。

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                     もらってきた映画のチラシ、観たい映画ばかりです。


昭島モリタウンにシネコン 「MOVIX昭島」があります。
正式には「MOVIX 昭島 松竹マルチプレックスシアターズ」で、2006年にこの地にオープンしました。
今年11年目を迎える、12スクリーン、2429席のシネコンです。
昭島だけでなく近隣の地区からお客さんが来館するようです。

映画館というと、どうしても昔風の映画館を懐かしく思い出してしまいます。
私が一番最初に映画を観に行ったのは、3歳の頃、父に連れられて行ったジョン・ウェイン主演の「黄色いリボン」(西部劇)で、場所は西荻窪南口の「西荻シネマ」でした。映画館の暗さと大音量に驚き泣き出してしまったので、父は途中で仕方なく私を一度家に連れて帰り自分はまた映画の続きを観に行きました。途中退場して
途中入場が出来るなんて、何とも悠長な時代です。その時の記憶は今でもはっきりと残っています。
暗くなった客席、黒白の映画のスクリーン、ピストルの打ち合いの音・・・あの何とも言えない映画館の匂いも心に焼き付いています。人生初映画の映画館「西荻シネマ」はとっくの昔に無くなりました。しかし今でも映画館のあった通りは「シネマ通り」と呼ばれています。ディズニーの「ダンボ」、「バンビ」も西荻シネマで観ました。

当時は映画が一番の娯楽だった時代で、西荻窪にもこの西荻シネマの他に銀星座、金星座(並んで2館あり主に日本映画を上映)、西荻セントラル(洋画)、西荻東映と5館も映画館がありましたが今は全て閉館となり、
マンションやビルになってしまいました。幼少期に行っていた映画館はその他に阿佐ヶ谷オデオン座(禁じられた遊び、オズの魔法使い、ディズニーのシンデレラなど)、吉祥寺オデオン座、吉祥寺スバル座、たまに父や姉に連れられて新宿ミラノ座、新宿武蔵野館(今と場所が違う)など行った事を思い出します。

私の両親は洋画好きで特に父は若い頃は銀座に毎日映画を観に行っていたという映画好きでした。父とはその後も小学生頃まではよく一緒に映画を観に行っていました。
私も父も日本映画は余り観ないのですが、羅生門(子供には難しかった)、谷崎潤一郎原作「細目雪」、「にあんちゃん」、「第五福竜丸」などは観ています。日本映画で一番心に残っている映画は何といっても望月優子さん
主演の「荷車の歌」でした。戦前・戦中の日本の農村の貧しさを描いていたこの映画は私には衝撃でした。

中学・高校になると吉祥寺、新宿の他に有楽町や銀座の映画館に姉や友人達と行くようになりました。東劇の昔の建物はレトロで大好きだった建物ですが、ここで観た「赤い靴」は忘れられません。日比谷ピカデリー、みゆき座、ニュー東宝、シネマスコープだと「テアトル東京」(閉館してしまいましたね)、名画は飯田橋「佳作座」が思い出に残っています。父に似たのか私も映画好きな少女で古本屋で「映画の友」や「スクリーン」、「映画ストーリー」などを漁っては読み耽っていて勉強がおろそかになりました(笑)

テレビでもフジテレビが午後4時くらいに放映していた昔の洋画やテレビ朝日の「日曜映画劇場」は必ず観て
いました。1966年に開始された、その「日曜映画劇場」が3月で終了、50年の歴史に幕を閉じることになったのはとても残念でなりません。初期は淀川長治さんの「さよなら、さよなら、さよなら」で有名になりましたが、今度は
永遠の「さよなら」になってしまいます。何とも寂しく悲しい話です。
淀川長治さんは「グレタ・ガルボ映画祭」で2回ほど講演をお聞きしましたが、あの映画愛に溢れた優しいお顔と温和な語り口が今でも忘れられません。「日曜映画劇場」の終焉をきっと天国で悲しんでいらっしゃるのではと思います。「日曜映画劇場」さん、長い間お疲れ様でした、そして数々の作品を紹介して頂き有難うございました。






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