JR新橋駅日比谷口周辺です。
新橋はよく”オヤジの街”などと言われていますが、とても不思議な街でもあります。
オフィスビルなども多いのですが、1歩裏道に入ると昭和的な雰囲気のある街です。
お父さん達ご用達の飲み屋さん、居酒屋、定食屋さんなども多い場所でもあります。
烏森口付近からガード沿いにかけてはカオスの香りが漂い、夜は女性一人では怖い所です。
ガード下の古い映画館はまだ在るのか気になりましたが、確認できませんでした。
駅前の「ニュー新橋ビル」も、私の新橋勤務時代はもっと色々なお店があって活気に満ちていましたが、
今は金券ショップなどが多くなり、全体的に人の出入りも少なく、ひっそりした感じになってしまいました。
駅前にあったお菓子のお豆のお店も無くなり、勤めていた当時のお寿司屋さん、パン屋さん、喫茶店など
皆、無くなってしまいました。今回、時間の都合でさーっと廻っただけですが、一番ショックを受けたのは
日比谷通りの交差点(旧・田村町交差点)近くにあった「田村町書房」が消えてしまっていたことでした。
私の勤めていた会社はその書店の並びにあったので、よく本を買っていた思い出の多い店だっただけに
残念でなりません。数年前まではまだ在り、写真を撮ったのが最後となってしまいました。
私が勤めていた会社も移転してしまい、真向かいにあった四川飯店も今は無くなってしまいました。
田村町交差点から芝公園方面に向けて中華料理屋さんがとても多い通りだったのですが、今はもう殆ど無くなってしまい寂しい気持ちになります。
SL広場の横側に牛丼の「吉野家」さんの横に長いお店があった事を覚えている方も、もう少なくなってきている
と思います。確か、立ち食いだったように記憶しています。私が初めて牛丼を食べた店でもありました。
このように今回の新橋散歩は時の流れを痛切に感じさせられた日となりました。