先週土曜日、千秋楽を待たずに優勝を決めた栃の心、応援していたのでとても嬉しく思っています。
昨年の九州場所中に発覚した貴ノ岩への暴行傷害事件、それに伴う日馬富士の引退、白鵬陰謀説&集団暴行説、八百長疑惑、立行事の同性セクハラ問題、大砂嵐の無免許事故など、最近の角界は不祥事続きで相撲協会及び八角理事長への世間の厳しい糾弾があり何とも言えないどんよりした雰囲気で始まった国技館での初場所でしたが、そんな嫌な雰囲気を払拭するような爽やかな風が吹き抜けたような栃ノ心の優勝でした。
私は元々ブルガリア出身の琴欧州をずっと応援していました。琴欧州を横綱にしたいというのが私の夢でしたが、残念ながらその夢は叶いませんでした。現在は親方になって後輩の指導にあたっていらっしゃいます。
その琴欧州も涙したジョージア(グルジア)出身の栃ノ心の素晴らしい相撲内容と優勝でした。
琴欧州が引退してからは栃ノ心をずっと応援していましたが、怪我などで番付が落ちたり、親方に服装や門限
などでゴルフクラブで殴られるなど色々ありましたが、ここまでよく立ち直ったと思います。
故郷のジョージアでは昨年11月に生まれた赤ちゃん(女の子)を抱いた美人の奥様や親族が衛星放送を観ながらの優勝が決まった瞬間の大喜びしている様子をTVで見ましたが、奥様もさぞかし嬉しかったことと思います。
こうなったら琴欧州が叶えられなかった、欧州出身者力士初の横綱になってもらいたいと望んでいます。
千秋楽も勝利で飾り、賜杯を受け取る栃ノ心の姿に涙がこぼれる想いがしました。
今後は怪我に気を付け、頑張り続けて欲しいと願っています。
3~4際の幼い頃、お相撲が始まる時間になると米びつからお米を測り、夕食の支度を始める母の姿と
数々の取り組みにドキドキしたあの頃を懐かしく思い出します。
野球好きの私ですが、結構お相撲も好きだったのだと今になって思います。
10年くらい前だったか、亡くなられた千代の富士さんの楽しい講演を市民会館で聞いた事も思い出します。
数々の不祥事に見舞われた相撲界の徹底的な膿出しと浄化を心から望みます。