先日、池袋に行った際にふと思い出したのが、池袋東口にあった「キンカ堂」のことでした。
キンカ堂
このマークがとても懐かしいです。
閉店後に貼られた沢山のお礼の手紙、愛されていたのですね。
池袋というと西武百貨店や東武百貨店、パルコなどを思い浮かべますが、何といっても懐かしいのは
池袋東口の駅のそばにあった「キンカ堂」です。
「キンカ堂」は、1945年(昭和20年)終戦直後に中古衣料販売店として、野萩康雄氏が創業しました。
1951年(昭和26年)に法人化し、スーパーや衣料品などを売るお店となりました。
池袋の戦後復興の象徴的存在とまで言われたものでした。庶民の味方のようなお店でした。
その後、池袋だけでなく各地に店舗を広げて行き、一時は隆盛を誇りました。
近年は「ユザワヤ」と並ぶ、手芸の殿堂とも呼ばれていました。
しかし、2010年に経営破綻し倒産、お店は閉店となってしまいました。
閉店後、お店の閉められたシャッターには様々な人達からのお礼の手紙が貼られ話題となりました。
それほど多くの皆さんに愛され続けたお店だったのです。
「キンカ堂」跡地は2011年4月に「ジーユー(g・u)の店舗となりました。
別館は2011年10月にパチンコ店になりました。
とても懐かしい、昔の池袋の風景の中の「キンカ堂」・・・。
無くなっても「キンカ堂」は昭和の記憶と共に、いつまでも人々の心の中に生き続けて行くことと思います。