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Channel: ☆夢織人の街TOKYO散歩&思い出の場所Ⅱ
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☆今は無き荻窪の珈琲店「琲珈里(ひかり)」

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今は無き珈琲店シリーズになってしまいましたが、今回は荻窪南口にあった珈琲店「珈琲里(ひかり)」さんです。

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                 荻窪駅前の珈琲店地図(ヤフー画像からお借りしました。

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⑬ひかり珈琲

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メニュー

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JR中央線で荻窪駅を通過する時、いつもこの珈琲店「ひかり」のことを思い出します。
珈琲店「ひかり」はJR荻窪駅前の大通りを少し奥に入った所にありました。
前の記事でご紹介した吉祥寺「もか」、銀座の「らんぶる」と並び、東京の美味しい珈琲店のトップ3に
取り上げられるほど美味しい珈琲を出すお店でした。知る人ぞ知る貴重なお店でした。
私よりも数倍も珈琲が好きな姉のお気に入りのお店の一つで、私も姉とよく行きました。

露地裏の小さなお店でしたが、そこで出される珈琲は格別の美味しさでした。
ご主人がパイプを造るのが趣味なので、珈琲の香りの傍ら、パイプ造りの音(歯医者さんの削るような音)が
いつもしていて、その点が私にはマイナス要因になっていました。(余り聞きたくない音でした。)
それでも音よりは美味しい珈琲の味にはかなわず、よく通っていました。
私はいつも「マイルド・ブレンド」を注文していました。

しばらくしてから行かなくなりましたが、風のたよりにご主人がご病気で入院されていると聞き心配していました。
その後、退院されるもまた入院され、その時に帰らぬ人となってしまいました。
そして奥様は閉店を決意され、荻窪「珈琲ひかり」は永遠に無くなってしまいました。
もう20年くらい前のことのようです。

閉店の前にもう一度行っておけば良かった、もう一度あの珈琲を飲んでおけば良かったとしみじみ思います。

亡くなられたご主人様には感謝します。そしてずっと支え続けてきた奥様にも感謝します。
美味しい珈琲を飲ませて頂き、本当に有難うございました。

ご主人は天国で今でも大好きなパイプ造りをされているように思います。

電車で荻窪を通る度に、きっとまた「ひかり」の珈琲の香りと味を思い出すでしょう。

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