香取神社の隣に古いお屋敷がありました。小松菜屋敷と呼ばれています。
由緒ある古そうなお屋敷です。
小松菜屋敷、さすがです。
小松菜屋敷の由来は、徳川八代将軍”徳川吉宗”の時代にさかのぼります。
吉宗は江戸川地区の村に頻繁に鷹狩に来ていたそうです。なんと76回も訪れていたとのことです。
ある日、いずみ様と呼ばれる亀井一族の亀井和泉守りは吉宗をもてなすために、澄まし汁に冬菜(小松菜)を入れて出した所、大変気に入られたそうです。
吉宗は「この冬菜の名前は?」と聞いたそうですが、「名前はありません」と答えたところ、それではここは
小松村なのだから”小松菜”という名前にしなさいと吉宗から言われたそうです。
それ以来”小松菜という名前になったそうです。
そして吉宗が鷹狩に来る度にお土産として小松菜を献上したと伝えられています。
このいずみ様(亀井一族)の旧宅跡が残されていることにも驚きを感じました。
元来、江戸・東京のお正月のお雑煮は、澄まし汁に小松菜とお餅を入れた非常にシンプルなものですが、
それはこの吉宗に出した小松菜入りすまし汁に由来しているのだと思います。
私もお雑煮には必ず小松菜を入れます。小松菜を入れなければ東京のお雑煮ではありません。
小松菜は奈良・平安時代に中国から伝わり、小松村では鎌倉時代辺りから栽培されていました。
今では江戸川区を代表する野菜となりました。
小松菜、大好きです♪