明石町の聖路加国際病院です。
旧館病室
聖路加国際病院は築地の明石町にあるキリスト系の大総合病院です。
明石町は元々、外国人の居留地区だった場所でした。
1902年、旧・中津藩中屋敷跡に米国聖公会の宣教医師、ルドルフ・トイスラーによって設立されました。
病院は第1街区(旧館)、第2街区(新館)、第3街区の聖路加タワーの3つから成り立っています。
旧館はレーモンドなどが設計を手がけ、内部の旧チャペルもレーモンドによるものだったので壊すのは
余りにも惜しいということになり、正面の1部が保存されました。
壊されなくて本当に良かったと思います。
月島に住む叔母(母の妹)は心臓が悪く、よくこの病院に入院していました。
皇室との関係も深く、現在は三笠宮殿下(昭和天皇の弟様)が入院されていると聞きましたし、海老蔵夫人も
入院されているそうです。
通常、聖ろか病院と呼んでしまいますが、聖るか病院が本当のようです。
レーモンド設計の旧チャペルを見てこなかったのが悔やまれますが、一般の人でも見学できるのかは
判りません。今度調べてみます。
サリン事件の際は多くの負傷者が運ばれたことも記憶かた離れません。
戦時中はこの病院の存在のおかげで、築地や明石町は東京大空襲を免れたそうです。
創設者のルドルフ・トイスラーの言葉です。
「キリスト教の愛の心が、人の悩みを救うために働けば、苦しみは消えてその人は生まれ変わったようになる。
この偉大な愛の力を誰もがすぐわかるように生まれた有機体がこの病院だ。」
どうぞ、この病院に通う方々、入院されている方々、手術された方々がご快復されますように・・・。
そう願ってやみません。