日枝神社の境内はそんなに広くはないのですが、色々なお店が出ていて、奥には奉納演芸会の舞台が
設置してありました。
神楽に合わせて”ひょっとこ”の踊り
こも奉納演芸会の舞台を見て、遠い子供の頃のお祭りを思いだしていました。
9月の今頃、生まれ育った西荻窪でも「荻窪八幡神社」や「春日神社」の例大祭が行われます。
幼い時は駅のそばに、やはりこういった演芸舞台が造られ神楽や漫才、歌手の方の歌を聴いた思い出が
あり、この舞台を見てもう懐かしくてたまりませんでした。
久し振りに見る”ひょっとこ”の踊りや”獅子舞”も幼い頃の記憶を呼び起こします。
お神輿の勢いが恐かったり、山車を友達と引いたり、子供神輿をかつぃだこともありました。
街の各お神酒所を廻り、冷たい色水を飲んだり、お菓子の袋や梨をもらったりしたのも楽しい記憶です。
街角にはやはり店が出て「ヨーヨー釣り」に興じました。長細い風船やお人形の入れ物に入ったハッかパイプ、
あんず飴なども懐かしく思い出されます。
以前も書きましたが、遠い遠い過去のことですが、お祭りの日が終わる時の何とも言えない寂しさ・・・・。
母の手を握りながら、夜の闇の中にだんだん遠ざかって行く山車の上で踊る”おかめとひょっとこ”の姿に
思わず涙がこぼれそうだった幼いあの日の記憶が今でも心から離れません。