味スタ前の甲州街道にはある碑が建っています、1964年の東京オリンピックのマラソン折り返し地点を
祈念する碑です。
味の素スタジアムにはよく行っているのに、味スタ前の甲州街道沿いが1964年の東京オリンピックの
折り返し地点だったとは全くしりませんでした。交差点のすぐそばです。
そのことに気が付いたのは今年に入ってからのことでした。
1964年(昭和39年)10月に第18回オリンピック東京大会が開催されました。
その前にも東京でオリンピック開催予定がありましたが戦争で断念せざるをえませんでした。
そして爽やかな秋空の下で行われた東京オリンピックでは様々なドラマが生まれました。
この東京オリンピックのマラソンはTVで観ていましたが、アベベが強かったことが今でも記憶に残っています。
折り返し地点を過ぎてからアベベはどんどん後続の選手達を置き去りにし、独走状態になっていき、そして
金メダルを獲得しました。確かアベベは裸足で走っていたように思います。
この地点をあのアベベが走っていったのだと思うと感無量になりました。
感動をありがとうございまさひた。その当時の事を知っている人達はアベベの名前を忘れることは無いと
思います。
今は亡きアベベ選手と円谷選手の功績を称え、2人のご冥福をお祈りし、石碑にそっと触ってみました。
アベベ選手のカモシカのように走る姿が浮かんできました。
必死で走る円谷選手の顔が浮かんできます。
52年目のあの日のことが昨日のようによみがえってきます。
現在、4年後のオリンピックをめぐって様々な問題が噴出し、今後どうなっていくのか、本当にオリンピックが
開催できるのか心配になってきます。
利権に屈することなく、コンパクトで自然に優しいオリンピックになることを切に願っています。