銀座大通りのお店を何軒かご紹介させて頂きます。
入り口
通りを挟んで少し向こうにあるPRADA銀座店
「鳩居堂」は書画用品、お香、和紙、金封、ハガキ、便箋などの和文具などの専門店で本店は京都にあります。
現在は京都本店と銀座店、それぞれが独立した会社になっているようです。
鳩居堂銀座店は度々路線価格(地価)日本一になる場所でも有名です。
このお店の歴史はなんと1180年(治承4年)にさかのぼります。源頼朝が熊谷直実(くまがや なおざね)の活躍を讃え「向い鳩」の家紋を贈ったことに始まります。
その直実から数えて20代目が1663年に京都で薬種商を営み初め、その後、お香や和文具店に商売替えしたそうです。現在の京都本店の社長も銀座店社長も熊谷直実の子孫で熊谷姓なのには驚かされます。
1880年(明治13年)、銀座尾張町に東京出張所を開設しました。その時の建物は日本で初めて外国人が建てたものだったとのことです。その後、何回か建て直され、現在のビルは1963年に建てられました。
以前はこのお店で和風のハガキや便箋を買っていました。又、昔は1Fの入り口そばにプレイガイドがあった
ので、よくコンサートのチケットなど買っていました。そのプレイガイドは今はもうありません。
銀座の大通りも昔を思うと随分変わってしまいました。海外有名ブランド店などが表通りを占拠しています。
そしてユニクロやドコモ、ソフトバンクなどもこの大通りに場違いな感じであります。
昔あった老舗のお店がどんどん無くなって行くのが少々寂しい思いがします。
この大通りにレールが敷かれ都電が走っていた時代を知っている人達も少なくなってきたようです。
私の銀座勤務時代、仕事が忙しくて時間が無く、いつも銀座大通りを走っていたことを懐かしく思い出します。
銀座を走っている人など私だけだったでしょう。銀座だけではなく六本木も麻布も青山もいつも全力で走っていた私です(笑) 遠い日の若き頃の話です。